手打ち蕎麦 きたわせ

函館市松陰町10-16

2011年1月15日

今夜は、学生時代からの悪友(?)と函館で会う約束があります。現在は、伊達市に在住し精力的に仕事をこなしているようです(??)。明日の日曜日に函館で用事があり、今夜のうちに函館入りするとのことです。19時に松陰町の”手打ち蕎麦 きたわせ”に集合となりました。

数年ぶりに親友に会う喜び、まだ行ったことのない店に行くときめき。よーし、今夜も飲むぞ~

それではさっそく入店してみます
それではさっそく入店してみます

18:50きたわせに到着。自宅からは、歩いて5分強のところにあります。

少し早めに着いたけど、友はもう来てるかな?

のれんにある”きたわせ”の文字、おしゃれでかわいらしいデザインです。

なにはともあれ、外は本日も氷点下。さっそく店内に入ってみようと思います。

 

デザインアイデア満載の店内
デザインアイデア満載の店内

のれんをくぐると、目の前にカウンター席が並びます。カウンターの後ろには大きなガラス製の円卓。店の中を眺めまわすと、とても楽しい装飾の数々が目につきます。座席は、ソバ屋には珍しい、長い背もたれ付の洋風椅子。デザインのアイデアが満載です。かなりの人気店なのでしょう、ほぼ満席の状態です。

今夜は、友人がすでに宴会予約を入れておいてくれました。後で知ったことですが、こちらのお店は、以前は伊達市内にあり、友人はそのお店の常連客であったとのこと。ご主人や奥様のお人柄、充実の料理内容、そしてなんといってもソバの旨さが抜群ということで、迷うことなく今夜の集合場所となりました。

2階の小上がり席へ ひっ広~い!
2階の小上がり席へ ひっ広~い!

しばらくして友人が到着しました。一緒に2階にある小上がり席へと案内されます。

部屋に入ってびっくり。ひっ広~い!20人位の宴会もできそうな広さです。事前に予約していたとはいえ、この広い部屋、とても贅沢にすら感じます。テーブルも巨木とガラスのゴージャスなもの。驚きが止まりません。大切な友人との再会の場としては、非常に嬉しいかぎりです。

再会を祝して乾杯
再会を祝して乾杯

数年ぶりの再会を祝して、まずは乾杯!

長い時間のブランクなど一切感じることなく、たちまち話に花が咲きます。学生時代のバカ話からお互いの近況報告など、瞬く間に時間が過ぎてゆきます。

 

芋焼酎 鷲尾
芋焼酎 鷲尾

ぐびぐびぐびっとビールを飲みきり、今夜は焼酎へ突入です。

鹿児島県田村合名会社の芋焼酎”鷲尾”です。一般的な芋焼酎のような濃厚な香りは感じませんが、その代り口に入れたとたんに味わいが際限なく広がり、のど元を過ぎた頃には、例えようのない爽やかな残り香がいつまでも続きます。一言で言うと、とても飲みやすい美味しい焼酎ということになります。ソバなど香りも楽しみたい料理にはぴったりのお酒です。”きたわせ”では、この他にも多数の焼酎、地酒が用意されているそうです。これは、ちょくちょく来なくちゃならないな。

香りの良い肉料理
香りの良い肉料理

みんなとてもお腹が空いています。そんな時に肉料理、たまりません。

外はカリカリ、中はじゅわっと柔かく甘みが閉じ込められています。一口食べると、香ばしい香りが肉の旨味ととともに鼻孔を貫いてゆきます。

ここですかさず焼酎をゴクリ。う~ん、合うっ!

色鮮やかな活魚盛り合わせ
色鮮やかな活魚盛り合わせ

まず全体を見渡して、鮮やかな色彩の調和を楽しみます。そしてゴクリ(焼酎を飲む音)。

おもむろにマグロを一切れ取り、ちょんと醤油につけて口に放り込みます。唾液腺がジュワッていうのが感じられます。いかに鮮度が良く旨味が十分であるかということを体が証明してくれています。そしてゴクリ。大根おろしが〆サバに包み込まれています。なんだろう?専用の付けつゆでいただきます。あろうことか今しがた大量に放出したはずの唾液が再びジュワッ。そしてゴクリ。今夜は、唾液の枯渇が心配になります。

家庭的なのに格調高いねぎ玉子
家庭的なのに格調高いねぎ玉子

ダシの旨さが詰め込まれた玉子焼きです。ネギがたくさん使用されており、上品な甘さが引き立ちます。昔、父親が作ってくれた玉子焼きを思い出す味わいです。しかし家庭的な味の中にも格調高い風味が見え隠れし、そのたびに焼酎を持つ手がテーブルと口の間を行き来します。

爽やかな酔いが全身を巡り、さらに話題は未来へと続きます。

きたわせで大人気のごぼ天
きたわせで大人気のごぼ天

お互いの未来を語っているうちに、写真を撮るのを忘れて半分以上食べてしまいました。

きたわせで大人気のメニュー、ごぼ天です。衣のサクッサクッ感は言うに及びません。ごぼうの火の通り加減も最高で優しいコリシャキ感も存分に堪能することができます。ごぼ天、うまーいっ!

いや、ほんとにこれは美味しいですよ。みなさんにも是非一度味わってみていただきたいものです。

そば粉のクレープ ガレットといいます
そば粉のクレープ ガレットといいます

そば粉で作ったクレープのような料理。ガレットというそうです。初めて食べました。クレープと聞くとデザートというイメージがありますが、食べてみてびっくり!ガレットはガレットでした。お酒のお供に最適な一品です。ほんわかとソバの香りがして、しなやかだけどもしっかりとした腰のある生地、そこへ様々な食材がトッピングされます。例えるのは難しいので、くどいようだけど、お酒のお供に最適な一品です。のんべぇの方々には是非ためしてみてもらいたいと思います。洒落たカクテルなどにも合いそうですよ。のんべぇでない女性達も是非お試しください。

〆のソバ
〆のソバ

その後も途切れることなく現在、過去、未来の話は続きます。

アルコールの血中濃度が酒気帯び運転レベルから飲酒運転レベルに達する頃、きたわせご自慢の手打ちソバが運ばれてきました。店に入った時から、ずっと食べたくてたまらなかった今夜の主役の登場です。

つゆを少々つけ、つぅるるるるるるる   う~んま~いっ!

ソバの香り、コシ、味、どれをとっても最高です。あっ、また唾液がじゅわっと出ちゃいました。

つゆもダシの風味が種類も強さも理想的。せめて酒気帯び運転レベルで食べておきたかったものです。あぁそうだ、また来ればいいんだ。

きたわせの奥様とツーショット
きたわせの奥様とツーショット

お店も、料理も、お酒も全て大満足の夜となりました。ご主人や奥様の温かさにも触れることができ、とても楽しく優しい時間を過ごすことができました。

ごちそうさまでした。そして、ありがとうございました。

帰りに奥様と記念のツーショット、ぱちり。

 

それじゃぁ、次いくぞ~

魂のフォーク 亀しょう
魂のフォーク 亀しょう

親友と数年ぶりの再会です。今夜は一次会だけでは終わりません。

次にやって来たのは、函館市本町7-4 ”魂のフォーク 亀しょう”です。こちらもご主人、奥様が大変温かく魅力的なお店です。毎夜陽気な仲間たちが集まり、ある人はギターを弾き語り、ある人は歌を唄い、ある人はゆっくりと懐かしいメロディに耳を傾け、ある人はじっくりとお酒の瓶を傾けます。近日中にも再びおとずれるつもりです。今後の”ぶらり食べ歩き”にご注目ください。

函館に来てくれた友人へ、今日の思い出のために、最後にご紹介させていただきました。

それじゃぁうたうよ~ ♪あなたは~ もおぉ~ 忘れたかしら~

 

                                 完