キボリ「おや、これは何ですかな?」
たかし「うっふふんっ!」
なんですかな、その不気味なほくそ笑み。
これね、今日祝日だけど仕事だったでしょ。仕事から帰ったら不在通知が入ってたの。それにね、枝豆って書いてあったの。
ふぅん、それで それで?
実は数日前、とある方から近日中に”丹波の黒豆の枝豆”を送りますよ~っ、てメールがあったの。
はぁっ! これがその黒枝豆なのですなっ! 幻の丹波の黒枝豆なのですなっ!
そう そう。そしてこれがその、朝もぎの幻の丹波黒大豆枝豆なのです。
ふわぁ~、これまた大量ですな。しかも、驚いたことに茎付きですなぁ。これも鮮度を保つための工夫なのですかなぁ。
よぉ~し。せっかくここまでして送ってもらったのだから、少しでも鮮度を落とさないように、すぐさま調理して、「今夜も晩酌」でいただいちゃおっ!
そ、そうですなぁっ! 滅多に食べられない枝豆ですから、鮮度が落ちないうちに早いとこいただいちゃいましょ!
それでは これから、枝豆の美味しい茹で方レシピをご紹介させていただきます。このレシピは、丹波黒豆枝豆のホームページからの転載です。間違いのない美味しいレシピですよ~。
まず、さやの端をカットします。
そうすることで、いい具合に中まで塩味が浸透するのですな。
そうなの。いつもはめんどくさいからカットもせずに茹でちゃうのだけど、これだけ貴重な枝豆なので、今夜はちゃんとカットしていただくの。それにしても量が多くて大変だなぁ。
たかし、頑張れ~!。
頑張れ~!でなくて、キボリも手伝ってくれないかな。
さて、大なべにお湯を張り沸騰させます。その間に、お湯の量の4%の重さの塩を用意します。かなり多いんでないかな? と思うでしょうけど、これが正統派なのです。
た、たかしぃ。それにしても これは多すぎるのでないですかな?
そんなことないんだ。なにせ、茹で時間が短いから これくらいがちょうどいいんだ。
そんなもんですかなぁ。
それでね、その用意した塩の一部をもらって、枝豆の産毛を除去するように両手でしっかりと塩もみするんだ。
これは結構大変な作業ですなぁ。
うん、大変だけど これが大切な工程なんだ。しっかりと塩もみしないとね。
そうですな。滅多に食べられない食材を最高級に美味しくいただきたいですからな。
そう そう そう。早く美味しいビールが飲みたいね!
で、で、で、次はどうするのですかな?
うん。塩もみしたら その塩は洗い流さないで、そのまま沸騰したお湯で茹でるんだよ。もちろん、さっき用意した塩を入れてね。
茹で時間はどんなんですかな?
きっかり5分。それ以上茹でたら 台無しだよ。キボリ、タイマーちゃんとかけててよ。それと茹であがったのを上げるザルも用意しといてよ。
だ、だいじょぶですわ~
あ、あ、あ、5分たったよ! 茹であがり! キボリっ、ザルにあげるよ!
わ、わ、わかりましたわぁ。
うわぁ~、いい匂いするねぇ~
ほんと、秋の味覚の香りがしますわぁ~
早くビールが飲みたいねっ♡
たかし、こ、こ、これは何をしているのですかな?
これはね、余熱をとってるんだよ。流水で冷ましたらダメなんだよ。こやって広げて、うちわであおいでゆっくりと余熱をとるんだよ。これが、美味しさのヒミツなんだよ。
う~ん、奥が深いですなぁ。でも、もう少しで美味しいビールと貴重な枝豆で晩酌ですな!
そうだよっ!待ちに待った”丹後黒枝豆”で晩酌だよっ!
いい香りがしますなぁ~。
それじゃ、さっそくいただいちゃおっ!
ひやぁ~ たかしぃ。これは、経験したことのない濃厚な豆の味がしますなぁ~
確かに普段たべる ただ甘いだけの枝豆とは一線を画する上品で濃厚な大豆の味わいだねぇ~
こ、こ、これはビールが進んじゃいますな!
ほんとだね、これは美味しすぎっ!この旨さを言葉で表現するのは難しいね。
10月6日の「今夜も晩酌」で明石さんが”奥が深い”とおっしゃってたのが分かりますなぁ。
ところでね、実はね、上の写真どこでないの。これ見て。こぉ~んなにたくさんあるの!
うわっ、うわっ、うわぁ~。これじゃ、毎日 幸せの晩酌ですなぁ~。
でもね、さすがにこれは多すぎるから残りは明日、職場に持ってゆこうかな。
そうですな、それがいいですわっ!日頃お世話になってる方々にも この美味しさを味わってもらうのがいいですわ。
このたびは、こんなたくさんの貴重な黒枝豆をいただきまして、誠にありがとうございます。
今現在、とっても酔っ払ってしまってます。文章が誤字・脱字ばかりでないかと心配です。なにはともあれ、こんな美味しい酒の肴のおかげで、とっても幸せな「今夜も晩酌」を過ごすことができました。あらためて心より感謝申し上げます。ありがとうござました。
今、テレビでは”幸せの黄色いハンカチ”のドラマ版をやってます。映画のとは、ちょっと趣が違うけども、同じ北海道を舞台にしたドラマ。興味深く観ています。楽しみにしていたドラマに、思いもかけなかった珍味が彩りを与えてくれました。本当にありがとうございました。
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明石半次郎 (月曜日, 10 10月 2011 23:25)
いゃ~実は ”幸せの黄色いハンカチ”の最後のシーン夕張は、小生が高校まで過ごした故郷なのです。小学生の頃まであのような炭住長屋は各所にありました。当時人口10万人を超えてましたから。高倉健さん、倍賞千恵子さんのインパクトがあまりに強くて、今夜のテレビ版は遠慮しました。
さて、”黒枝豆”もこれ程までに扱われると、みやびさんに送った方も、さぞ、嬉しい事でしょうね。
miyatakagoroli (火曜日, 11 10月 2011 07:31)
黒枝豆、茹でたてが最高でしたが、とても驚いたことに今朝、冷蔵庫に安置していたものをいただいても、とっても上品な味わいが。まだまだ楽しむことができそうです。嬉しいな。
カツ丸 (火曜日, 11 10月 2011 22:11)
丹波には何度か行ったのですが、シーズンがズレてて枝豆は入手できずでした。
でも、今年は自宅の方に枝豆がワンサカとなっています。
そろそろ家内が収穫&調理するでしょう。
でも、みやびさんのようにうまくできるかな・・・。
丹波ではないけど黒豆って言ってたけど。
黄色いハンカチのあの場所は、石炭の歴史村となったようですが、そのあとはどうなってしまったのでしょう。
「きのう悲別で」ってドラマもありましたが、舞台は隣町でした。
「ぽっぽ屋」って映画もありましたが、立鉱のやぐらはみやびさんご存知の赤平炭鉱です。
大泉洋さんの所属事務所の社長である鈴井さんは私の(もしかしたらみやびさんの)先輩です。
「すごい男の歌」の三好鉄生さんもわが田舎出身。
炭鉱町って捨てたものじゃないのね。
すみません長々と。
枝豆で気分良く飲んでくださいませ。
miyatakagoroli (火曜日, 11 10月 2011 23:35)
就職してから一度夕張へ行きました。歴史村も今はなくなっていました。しかし、黄色いハンカチ広場として、高倉健、倍賞千恵子夫婦が住んでいた長屋は保存されていました。
赤平の隣町、歌志内の「きのう悲別で」の舞台は、今も残っています。「幸せの黄色いハンカチ」でもその場面が使われていましたが、そのままに今も残っています。ただ、今はもう観光客が訪れることのない廃墟となってしまっています。
「ぽっぽ屋」の舞台は、南富良野、幾寅の駅ですが、ここだけは今も観光客集めに精を出しているようです。しかし、富良野からはかなり距離もあり、やはり活気にみなぎっているという状況にはないようです。
鈴井貴之さんは、今や国民的俳優となった大泉洋さんを輩出した事務所の社長。赤平出身なんですよねぇ。鈴井さんご自身も俳優、映画俳監督、プロデューサーとしてご活躍されてますし、三好鉄生さんも、”なぁみだをふいてぇ~”で一世を風靡した赤平が生んだ星。これからも、めいっぱいご活躍していただきたく思ってます。震災や不況でどんよりとしている日本。魅惑の人たちがいっぱい活躍してくれて、盛り上がることができれば嬉しいですね、楽しいですね、みんな幸せを感じられますね。