お花畑計画 花壇新設～っ！

キボリ「たかし、今日は1日いい天気でしたな」

たかし「ほんとだねぇ。このまえ旭川に初雪が降ったニュースを見たけど、それがウソみたいに今日は暖かいね。いや、暑いくらいだよ。見て、ボクなんか半袖にパンツ一丁だよ」

たかしぃぃぃ、それっていつものことでないのですかな…

なんもだよっ！冬は防寒衣を着るし、クリスマスはサンタクロースファッションもするし、節分には鬼の…

たかしぃ、そんなことは いいのですわ。後ろ、見てほしいのですわ。

うわぁ～、立派な花壇だね～。すごいな～。

たかしも一緒に作ってくれたにもかかわらず、初めて見たかのような その態度。ありがと。 この僕の企画もストーリーにふくらみが出ますわ。

結構大変だったね。しかも、レンガ代と土代で￥2,000もかかっちゃったね。店で生ビール飲めば4杯も飲めたよ。スーパーの”麦とホップ”ならロング缶で14本も買えちゃうよぉ。

シャタァァァァ～ップっ！　美しいお花畑には、それくらいの投資は必要なのですわ。　

キボリ、一体何見てるの？

うん。これは僕の「お花畑計画」をいつも見てくださってる大切な方からのアドバイスなのですわ。球根の植え方が、図入りで事細かに説明してくれている愛情のこもった指南書なのですわ。

球根なんて、適当に土の中に埋めちゃえば…

シャタァァァァァァ～ッップっ!!　この解説書の通りに埋めなきゃダメなのですわっ！

わ、分かったよ。　確かに綺麗な”お花畑”は、嬉しいよね、優しいよね、温かいよね。

 キボリ、ごめんね。

解説書の通り植えるのですわ。来年の春、可愛らしい花を咲かせて欲しいのですわ。

そうだね。寂しい夜も一人旅も、綺麗で可愛らしい花がそばで咲き誇ってくれていたら、つらくはないね。

そうなのですわ。大切に 大切にしてゆくのですわ。そうしたら日々の生活もつらくはないのですわ。だから、解説書の通りに球根を埋めるのですわ。

あぁ、そうか。今回は種でなくて”球根”を植えるんだ。

そうですわ。こないだ買った”店長のおすすめ”、それと ナント ナント。この解説書を享受してくださった方が、球根もくださったのですわ！

ところで、どんな球根があるのかな？

キボリ。なんか横柄なのがあるよ。

「赤にしろっ！」だって。なんか命令口調だね。赤にしろとは どういうことかな？ ボクに向かって「赤にしろっ！」って言われたって、どうしようもないんだけど…

出来ることなら赤にしてあげたいけど、植物を育てる経験のないボクに、そんなこと言われたって、どうしようもないと思うのだけど…

たかしぃ…　”あかにしろ”っていうのは、「赤にしなさいっ！」って言ってるんでなくて、「赤と白」という意味なのですわ。これはチューリップの球根で、赤に白が混じった美し花を咲かせるのですわ。たかし、バカなのでないですかな？

な、な、なんもだよ…　じょうだん、じょうだんだよぉ～。それくらい、ボクだって知ってたよぉ。

そうですな、たかしは そんなバカでないですな。（ほんと バカですなぁ～）

そうだよ。ボクだって 分かってたよ。ただ、ストーリーに”ふくらみ”を持たせたくて、ちょっとボケただけだよん♡

来年の春が、とっても楽しみですなぁ。

あれっ！ひとつ残ってるよ。

あぁ、これですな。冬の間、雪の下に埋まって何も見られないのは寂しいので、ひとつだけ室内で育てようと思って、この皮のむけたチューリップは、植木鉢に植えてみたいと思ったのですわ。

大丈夫かなぁ。球根って、冬の間土の中に眠ることで、春に可愛い花を咲かせるのだと思うのだけど…

そうですなぁ、確かに そうですなぁ。でも、この白いのはそばにおいておきたいのですわ。

分かったよ。それじゃ、これを植える植木鉢、買ってこなきゃね。

たかしぃ、ありがと♡

と、いうわけで「お花畑計画」、まだまだ続きますわ。これからも是非見ていて欲しいのですわ。

この白いのも、鉢植えして どんなふうに育ってくれるのか、とっても楽しみですわ。

それでは みなさ～ん。これからもご声援、よろしくお願いしますわ。